2017.05.13
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同級生
しばしば、父の同級生がお店に来られることがあります。
今日も雨の中、一人の同級生の方にご来店いただきました。
私の父は数年前に軽い脳梗塞を患い、徐々に話すことと歩くことが困難になっていきました。
クルマの運転もやめているので、好きな時に自由に外出できないのが少し気の毒に感じます。
刺激の少ない日常を送っている父。そんな父の顔を見るために、わざわざご来店くださる同級生の方々には本当に頭が下がります。父の表情も、その時は普段にはない朗らかさがあります。以前のように話せなくなってしまいましたが、本当に楽しそうにしています。
「他の仲間にもしばらく会ってないなあ」と、今日来られたその方はおっしゃっていました。
むしろ私の父の方が、お店で沢山の同級生と会っているかもしれません。「お店」という場所が、会うことのハードルを下げてくれているのかもしれません。
「お店」はただモノ売る場所ではない、様々な役割があるということをいつも感じます。
お酒は出せませんが、お茶のプチ同窓会ということなら、是非当店を使っていただけたらと思います。父と同級生の皆さんの楽しそうな姿を見ると、私もいつも温かい気持ちになります。

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